実家リフォームで住む費用のリアル|泉佐野で相続した家に住む15名の本音と予算オーバー体験

株式会社Kokufu(代表者:国府 俊英)は、大阪府泉佐野市で実家を相続した、または相続予定の方15名に、実家をリフォームして住む際の費用に関する調査を実施し、そのデータをまとめました。
この記事は、泉佐野で相続した実家をリフォームして住もうと考えている方に向けて、費用が膨らみやすい箇所と予算の立て方を、実際の回答をもとにお届けします。回答では、15名中7名が壁・天井の湿気・カビ修繕で予算が膨らんだと答えました。解体や点検をして初めて分かった劣化が、追加費用につながったという声も寄せられています。
相続した実家に住むか迷っている段階でも、
建物や手続きの相談から始められます。
この記事でわかること
- 予算が膨らんだ箇所の最多は「壁・天井の湿気・カビ」。約5割が挙げた見えない出費
- 8割が直面した「解体して初めて分かる劣化」と、予算オーバーの実例
- 海に近い泉佐野で、相続した家に住む人が優先した外回り工事
- 約7割がすすめる、予算オーバーを防ぐ総費用の考え方
アンケート調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 泉佐野市内の実家を相続した、または相続予定の方 |
| 回答者数 | 15名 |
| 居住エリア内訳 | 泉佐野市15名 |
| 年代構成 | 20代1名/30代4名/40代8名/50代1名/60代以上1名 |
| 購入形態 | 購入ではなく相続(相続予定を含む) |
| 実家の扱い | 住み始め済み6名/施工中1名/住むことが決定6名/検討中2名 |
| 調査方法 | アンケート(選択式・自由記述) |
| 注記1 | 本記事は統計調査ではなく、実際の居住経験者の声をまとめたものです |
| 注記2 | 回答者には、まだ住んでいない方(施工中・計画中・検討中の計9名)を含みます |
実家をリフォームして住む費用が膨らむのは「壁・天井の湿気・カビ」|15名中7名が回答
15名中7名が、予算が最も膨らんだ箇所に壁・天井の湿気・カビ修繕と断熱を挙げました。
泉佐野で実家を相続した15名に、実家をリフォームして住むための改修で「当初の想定より予算が膨らんだ」「最も費用を割かざるを得なかった」箇所を1つ選んでもらいました。
予算が膨らんだ箇所(15名・単一回答)
※回答数が1〜3名の項目は参考傾向です。
最多は壁・天井の湿気・カビ修繕と断熱の7名で、2位の間取りの変更、屋根・外壁の強風・海風対策(各3名)の2倍以上でした。床の変更・底冷え対策と外構の整備は、各1名にとどまりました。
自由記述では、壁紙の張り替えなど表面の補修を想定していたところ、壁の内部の湿気や下地の傷みが見つかり、断熱を含めた工事に広がったという声が寄せられています。
見積もりの段階では壁紙を張り替える程度に考えていました。ところが、実際に壁を開けて確認すると湿気がたまりやすい部分があり、下地の補修や断熱も必要だと分かりました。
——40代の居住経験者
なお、この設問は最も費用がかかった箇所を1つだけ選ぶ形式のため、ほかの箇所では予算オーバーしないという意味ではありません。実家をリフォームして住む費用を考える際は、壁や天井の内側の状態を工事前にどこまで確認できるか、業者に相談しておくことが予算オーバーへの備えになります。
実家リフォームの追加費用はなぜ出る?15名中12名が「解体・点検で見えない劣化が判明」
15名中12名が、クロスや畳を剥がす、解体する、点検するといった段階で、初めて見えない劣化が分かったと回答しました。
「なぜ想定以上の費用がかかったのか」を尋ねた自由記述では、壁紙の張り替えや畳からフローリングへの変更など、表面の改修だけを想定していたという書き出しが繰り返し登場します。
ところが、クロスや畳を剥がしたり、業者が現地調査や点検をしたりした段階で、壁の内部や床下、屋根の下地の劣化が見つかり、工事の範囲が広がっていきました。ある回答者は、表面から分からない部分に追加工事が必要になる可能性があると、業者から事前に伝えられたと答えています。実家リフォームの追加費用は、見積もりの時点では見えない部分の状態に左右されやすいといえます。
なお、12名は自由記述の内容を分類した数で、設問と関係のない回答や、劣化の判明に触れていない回答は含めていません。
裏を返せば、工事前の点検で見えない部分をどこまで確認しておくかが、相続した実家のリフォーム費用を読み違えないための手がかりになります。
解体・点検で見つかったもの|壁の内部・床下・屋根の下地
15名中6名が、壁や天井の内部で湿気・カビや下地の傷みが見つかったと回答しました。
壁・天井の回答に共通するのは、長年空き家だった、北側の部屋だったなど、湿気がこもりやすい条件です。表面だけ直しても再発する可能性があると業者に説明され、6名中5名が、下地の補修や断熱まで工事を広げる判断をしたと答えています。
長年空き家になっていたため、壁や天井の内部に湿気がこもり、クロスを剥がしたところ予想以上に深刻なカビや下地の傷みが発覚しました。
——30代の居住経験者
次いで多かったのは屋根・外壁で、15名中3名が、海風による塩害で外壁のコーキングや屋根瓦の下地、固定部材の劣化が見つかったと答えています。床下については1名が、畳を剥がすと湿気が強く土台の一部が傷んでいたため、断熱材の追加と補強が必要になったと回答しました。
いずれも、工事の準備や点検の段階で劣化が判明しています。見つかった時点でどこまで直すかを業者と相談して決めておけば、住み始めてからの再工事を避けることにつながります。
予算オーバーはどこまで?回答者の実例
15名中2名が、屋根・外壁の改修で予算が100万円以上膨らんだと回答しました。
※金額はあくまで個人の事例で、相場ではありません。
| 改修箇所 | 地域 | 予算の膨らみ |
|---|---|---|
| 外壁の塗り替えと屋根瓦の補修 | 羽倉崎駅近く | 100万円以上 |
| 全面塗装と屋根材の葺き替え | 泉佐野市内 | 100万円以上 |
| 床下の断熱材追加と補強 | 記載なし | 当初の倍近く |
※回答数が1〜3名の項目は参考傾向です。
表の3件は、いずれも工事前の点検や、畳を剥がしたタイミングで劣化が見つかったケースです。100万円以上膨らんだ2名は、どちらも海に近い立地で、塩害と台風への耐性を考えて、部分補修ではなく全面的な改修を選んでいました。
泉佐野で相続した実家のリフォーム費用を考えるときは、内装の予算だけでなく、屋根や外壁の状態によって予算オーバーの幅が大きく変わり得る点を押さえておく必要があります。羽倉崎駅近くの回答者は、当初は内装を中心に改修する予定だったと答えています。
予算オーバーの不安を減らすには、見積もりの段階で「劣化が見つかった場合に追加費用がどう発生するか」を業者に確認しておくことが有効です。実際に、追加費用が発生する条件を事前に確認しておくよう勧める回答もありました。
見えない劣化は、工事前の確認が
予算オーバーを防ぐ手がかりです。
リフォーム費用の不安は、まずは気軽な相談から。
泉佐野で相続した家に住むなら外回りにも予算を|15名中9名が塩害・強風対策を優先
15名中9名が、最も優先した工事に塩害・強風に強い外壁・屋根への改修を挙げました。
泉佐野で実家を相続した15名に、潮風・車社会・ご近所関係・道路事情などの周辺環境を考えて優先した工夫や修繕を1つ選んでもらいました。
周辺環境を考えて優先した工事(15名・単一回答)
※回答数が1〜3名の項目は参考傾向です。
塩害・強風に強い外壁・屋根への改修が9名で、2位の敷地入口・フェンスの改修(3名)の3倍でした。その他の3項目は、各1名でした。
予算が膨らんだ箇所を尋ねた設問でも、15名中3名が屋根・外壁の強風・海風対策を挙げており、外回りは、優先した工事と予算が膨らんだ箇所の両方に挙がっています。自由記述では、大阪湾からの海風、台風、金属部分のサビといった言葉が繰り返し登場し、海に近い泉佐野ならではの事情がうかがえます。業者から外回りも確認したほうがよいと助言され、内装中心の計画を見直したという回答もありました。
ただし、この設問は優先した工事を尋ねたもので、費用の大小を比べたものではありません。相続した家に住む前の計画では、内装に加えて外回りの点検結果も見たうえで、予算の配分を考えておくと安心です。
潮風・台風に備えた外壁・屋根の改修で実感した効果
塩害・強風対策を優先し、すでに住み始めた5名中5名が、実施した効果を挙げました。
回答者が挙げた効果は、台風が直撃しても建物の被害を抑えられた、金属部分のサビや外壁の変色を防げている、近所で塩害の悩みを聞いて対策の効果を感じた、など住み始めてからの安心感に関するものでした。費用がかかっても、耐塩害性の高い塗料や耐風性のある屋根材を選んだことに納得している声が中心です。なお、計画段階の回答者はまだ効果を確かめる前のため、ここでは数に含めていません。
塗装後に台風を経験した回答者からは、次のような声が寄せられています。
塗装後に台風が通過した際も、撥水効果と耐久性のおかげで雨漏りや外壁への汚れの付着が一切なく、綺麗な状態を保てました。
——30代の居住経験者
一方で、外回りを優先するかどうかは迷いどころでもあります。60代以上の回答者は、当初は内装に予算を使いたかったものの、雨漏りが起きてから直すほうが大変だと考えて外回りを優先したと答えています。実際に住む前に外壁や屋根の点検を受け、傷みの程度を確認したうえで優先順位を決めると、納得して予算を配分しやすくなります。
車社会の泉佐野では敷地入口の改修も
15名中3名が、車の出し入れを円滑にする敷地入口・フェンスの改修を優先しました。
回答者からは、敷地入口での切り返しの多さや、荷物の積み下ろしの窮屈さを解消するため、リフォームのタイミングでフェンスの位置を見直したという声が寄せられています。家の中だけでなく、道路から敷地に入る部分まで確認しておくべきだったという振り返りもありました。
昔の間取りや構造の難点を尋ねた設問でも、15名中4名が「車2台分のスペースや敷地アプローチの不足」を挙げています。家族の車が増えたことをきっかけに、外構を工事した回答者もいます。
実家の敷地には軽自動車1台分の駐車スペースしかなく困り果てました。(中略)敷地内に普通車2台を並列で停められるようになり、毎日の出し入れが非常にスムーズになりました。
——40代の居住経験者
選んだ回答者は3名と少数ですが、家族で車を使う予定がある場合は、敷地入口や駐車スペースまで計画に含めておくと、住み始めてからの不便を減らせます。
実家リフォームで予算オーバーしない総費用の考え方|15名中11名が「予備費を残す」
15名中11名が、見積もりぎりぎりではなく、予備費やゆとりを持った予算を組むよう勧めました。
相続した実家をリフォームして住むという選択を通して分かった「総費用に対する現実的な考え方」を自由記述で尋ね、内容をテーマごとに分類しました。
総費用で勧めた考え方(15名・複数該当)
※回答数が1〜3名の項目は参考傾向です。
予備費・ゆとりを持った予算が11名で、2位の工事費以外の費用も考慮(5名)の2倍以上でした。1人の回答が複数のテーマに当てはまる場合は、それぞれに数えています。
最も多かった予備費の考え方は、前述の「15名中12名が解体や点検で見えない劣化が判明した」という結果と重なります。予備費を少なく見積もっていたために、途中で資金計画を見直すことになったという回答もありました。
最初の金額だけで判断せず、予備費をある程度残しておくことにしました。(中略)古い家ほど、実際に壊してみないと分からない部分があります。
——60代以上の居住経験者
なお、1名は「見積もりの2〜3割を想定外の修繕に回す」と具体的な割合を挙げていますが、これは個人の経験にもとづく意見です。実家をリフォームして住む費用は建物の状態で大きく変わるため、予備費の額は点検結果をふまえて業者と相談しながら決めるのが現実的です。
工事費以外にもかかる費用まで「総額」で考える
15名中5名が、登記や固定資産税、仮住まいなど工事費以外の費用にも触れていました。
挙がった費用は、登記や相続手続き、固定資産税、仮住まいと引っ越し、片付け、家具・家電の買い替え、住み始めてからの光熱費や修繕費などです。
回答者からは、「相続した家は購入費用がかからないぶん安く済むと思いがちだが、実際には確認すべき費用が多い」という趣旨の声が複数寄せられました。工事の見積もりには含まれない費用も、住む前後にまとめて発生する可能性があるということです。
これらは工事の内容とは別に発生するため、リフォームの見積もりだけを見ていると見落としやすい費用です。相続した実家のリフォーム費用を考える際は、工事費とは別に、手続きや引っ越し、住み始めてからの維持費まで書き出しておくと、予算オーバーを防ぐ全体像がつかみやすくなります。
複数社の見積もりを比べ、優先順位をつけて段階的に改修する
15名中4名が、複数の業者から見積もりを取って比較するよう勧めました。
複数の見積もりを比べることで、工事内容や追加費用が発生する条件の違いが見えやすくなります。加えて、15名中3名が、今すぐ必要な工事と数年後でもよい工事を分けて段階的に進めることを勧めています。すべてを一度に新しくするのではなく、雨漏りや断熱、水回りなど生活に直結する部分を優先するという考え方です。
最初の見積もりだけを見て判断すると、後から追加費用が発生したときに余裕がなくなると思います。(中略)最初から全部を新しくするのではなく、今すぐ必要な工事と数年後でもいい工事を分けて考えるのが現実的だと思います。
——40代の居住経験者
見た目を整える工事と、安全性や快適さに関わる工事を分けて考えるという声もありました。
ただし、段階的に進める場合は、後回しにした工事の費用も将来の予算として見込んでおく必要があります。何年住むつもりかを家族で話し合ったうえで、複数の業者の提案を比べながら優先順位を決めると、予算オーバーを避けやすくなります。
よくある質問
Q:相続した実家をリフォームして住む費用の相場はいくらですか?
A:相場は示せませんが、15名中2名が屋根・外壁の改修で予算が100万円以上膨らんだと回答しました。今回の調査では金額そのものを尋ねていないため、2名の数字はあくまで個人の事例です。ほかに、床下の補強で当初の倍近い費用がかかったという回答もありました。相続した実家のリフォーム費用は建物の状態によって変わるため、現地調査を受けたうえで見積もりを取ることが確実です。
Q:実家リフォームの追加費用は、どのくらい見込んでおくべきですか?
A:15名中11名が、予備費やゆとりを持った予算を組むよう勧めました。具体的な割合を挙げた回答者は1名で、「見積もりの2〜3割を想定外の修繕に回す」と提案しています。ただし、これは個人の経験にもとづく意見です。予備費の額は、点検結果をふまえて業者と相談しながら決めるのが現実的です。
Q:実家リフォームで予算オーバーしやすいのはどんなときですか?
A:15名中12名が、解体や点検の段階で初めて見えない劣化が分かったと回答しました。壁紙の張り替えや畳からフローリングへの変更など、表面の改修を想定していたところ、壁の内部や床下、屋根の下地の傷みが見つかって工事の範囲が広がったという声が中心です。見積もりの段階で、劣化が見つかった場合に追加費用がどう発生するかを確認しておくと安心です。
Q:相続した家に住むと、光熱費がかさむことはありますか?
A:15名中7名が、部屋数が多く冷暖房の効率が悪い点を、昔の間取りの最大の難点に挙げました。2つの和室を1つにまとめる間取り変更や、断熱性の高い内窓の追加で改善した例があります。大規模な工事は見送り、普段使う部屋に生活をまとめて空調の範囲を絞った回答者もいました。
Q:泉佐野で相続した家に住むとき、駐車スペースで困ることはありますか?
A:15名中4名が、車2台分の駐車スペースや敷地アプローチの不足を難点に挙げました。子どもの成長で車が2台になり、庭だった部分のブロック塀と門扉を解体して、普通車2台を並べて停められるようにした回答者もいます。家族で車を使う予定がある場合は、敷地入口や駐車スペースまでリフォームの計画に含めておくと、住み始めてからの不便を減らせます。
まとめ
15名中7名が、壁・天井の湿気・カビ修繕で予算が膨らんだと回答しました。予算が膨らむ主因は、解体や点検で初めて分かる見えない劣化です。泉佐野では、15名中9名が塩害・強風に備えた外回りの改修を優先していました。実家をリフォームして住む費用は、予備費や工事費以外の費用も含めた総額で考えることが、予算オーバーを防ぐ鍵になります。